About財団案内

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上田記念財団の設立者は、ショーボンドの創業者会長（設立当時）である上田 昭氏です。

同財団は、「志を持つ多くの若者が日本の社会基盤を健全に維持していくことに邁進してほしい」という願いのもと設立されました。

この理念は、設立者自身が青年期の労苦を経験し、上田氏の志に賛同する多くの人たちの支えによって事業を成功させたことへの感謝に基づいています。

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終戦後に日本へ帰還し就職した上田氏は、困難な社会情勢の中で思うように活躍することが出来ませんでした。

しかし、1958年に自宅を工場としてプラスチック成型会社を起業し、資金調達等の苦労を乗り越え、進取の精神で事業を拡大しました。

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大きな転機となったのは大手ゼネコンから請け負った現場で、コンクリート補修にエポキシ樹脂を用いる方法を国内で初めて取り入れたことです。

エポキシ樹脂の優位性を現場で確信した上田氏は、東京大学生産技術研究所のコンクリートを専門とする教授に性能実験を依頼し、コンクリートとの相性の良さを裏付けるデータを得ました。

この成果は、コンクリート補修分野の新たな時代を切り開いた出来事となりました。

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その後、エポキシ樹脂を土木に応用する唯一の会社として、コンクリート構造物の補修工事で信頼と実績を築き、名実ともにコンクリート構造物の補修・補強のトップランナーとなりました。

さらに、コンクリート構造物だけでなく、社会インフラの補修・補強を通じて社会に貢献する企業としてその地位を確立しました。

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2017年に上田氏が逝去された後も、上田氏の志は社会インフラに関わる全ての人々への感謝として受け継がれています。

また、次世代を担う若者の育成や、土木材料・技術の発展に寄与するため、上田氏の遺言に基づいて株式が寄付されました。

当財団は、設立者の理念を引き継ぎ、その活動を続けています。